ユニークなフォント: Papyrus

今回紹介するフォントは、とてもクセがありユニークなフォント「Papyrus」です。

Papyrus (パパイラス, パピルス)は、1983年にChris Costello (クリス・コステロ)によって作成されたローマ筆記体のフォントです。Chris Costelloは、グラフィックデザイナー、イラストレーター、Webデザイナーと多彩な能力を持つ人物であり、大学を卒業した後の23歳の時にPapyrusを作成しました。

当時クリスが聖書を見て研究しながら設計したというPapyrusは、大胆に伸ばされたエッジや、不均等なグリフなど、他のフォントとは一線を引く独特なフォントに仕上がっています。販売されているウェイトはRegularの一つのみですが、macOSにはRegularに加えて、CondensedがOSに標準で組み込まれています。

広告業界の人以外でPapyrusを知っている方は、おそらくいないと思います。デザイナーの中でも知名度が低いこのフォントを使用する場面は、極端に限られるでしょう。

仮にWebサイトの標準フォントで使用するならば、Webデザイナーはline-heightの調整に苦しむことになります。

GOLDEN GLOBE AWARDS - Avatar

そんな扱いにくいPapyrusは、2019年に公開された映画「アバター(Avatar)」のロゴで使用されました(フォントに手を加えてデザイン)。これについては2017年に、SNL(サタデー・ナイト・ライブ)でライアン・ゴズリングが出演したコントで話題になりました。


現在Papyrusは、macやWindowsなどに標準で組み込まれているフォントで、誰でも気軽に使用する事が出来るフレンドリーなフォントです。この機会にぜひお試しください。