おとなのけんか

ニューヨーク、ブルックリン。11歳の子ども同士が喧嘩し、片方が前歯を折るケガを負う。ケガを負わせてしまった側のカウアン夫妻がロングストリート夫妻の家に謝罪に訪れ、和解の話し合いが行われる。お互いに社交的に振る舞い、話し合いは冷静かつ友好的な形で淡々と進んでいくかに思われたが…。

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「おとなのけんか」は、2011年公開のフランス&ドイツ&ポーランド&スペイン合作によるコメディ映画。ロマン・ポランスキーが監督の本作は、数々の受賞歴を持つパリ出身の劇作家ヤスミナ・レザによる戯曲「大人は、かく戦えり」を元に、映画化されました。キャストには、クリストフ・ヴァルツ、ジョン・C・ライリー、ケイト・ウィンスレット、ジョディ・フォスターのほぼ4人だけで構成されています。ブルックリンが舞台の本作は、ポランスキーがある問題からアメリカへの入国が難しい為、パリで撮影が行われました。

映画の舞台は、マンションの一室のみ

ストーリーは、カウワン夫妻(ヴァルツ&ウィンスレット)の息子が、ロングストリート夫妻(ライリー&フォスター)の息子と喧嘩の末、怪我をさせた事が発端。映画は、ロングストリート夫妻の自宅で、親同士話し合いをして解決しようとする場面から始まっていきます。そして本作の舞台は、カウマン夫妻の自宅のみで構成されています。

序盤、表面的ながらも穏やかに解決し、いざカウワン夫妻が帰るかと思いきや、些細な事で対立して、大人気ない喧嘩さらには夫婦同士の喧嘩にまで発展。ヤスミナ・レザとポランスキーの巧みな脚本により、最後まで目を離せなくなる事間違いなしです。

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本作の喧嘩の原因とも言うべき人物=キーパーソンは、ヴァルツ扮する弁護士のアラン(カウワン夫)。担当している製薬会社が訴訟を起こされている真っ只中の為、話し合いの途中でも何回も電話に出て互いの話し合いを妨げます。さらに、ロングストリート夫妻から出された焼き菓子"コブラー"を電話をしながら立って食べるという、行儀の悪いスタイルには唖然とするでしょう。

本作では数少ない伏線が随所に散りばめられていますが、前述した焼き菓子の"コブラー"は、中盤で展開される驚愕のシーンに、大いに役立っています。(悪い意味で)

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壮絶な大人気ない喧嘩が展開される本作は、「大人になっても人間の本質は、子供のままなのかもしれない」と、大人になった私達に改めて気付かせてくれる、ユニークなブラックコメディ映画に仕上がっています。