ブロンソン

1974年、19歳のマイケル・ピーターソンは有名になりたかった。 お手製の散弾銃を作り、郵便局を襲った彼はあっさり捕まり、7年間の刑務所暮らしを宣告される…マイケルは自分を俳優の【チャールズ・ブロンソン】の分身であると主張、そのキャラクターを通し、その後、34年間に渡り刑務所生活をおくることとなった。

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「ブロンソン」は、2008年公開の伝記・犯罪映画。「ドライブ」のレフン監督が手掛け、トム・ハーディを主演にした本作は、実在の人物であるイギリスの服役囚: チャールズ・ブロンソン(本名: マイケル・ピーターソン)の奇想天外な人生をコミカルに描いた伝記映画となっています。

チャールズ・ブロンソンという名前は、出所した後にアンダーグラウンドのボクサーとして活動していた際に、付けられたリングネームで、20世紀後半に活躍した俳優「チャールズ・ブロンソン」から取った名前です。

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実在するブロンソンは、常人では理解ができない程のクレイジーな人物の為、映画でも奇想天外な行動を次々と起こしていきます。(詳しくはGoogleで)


本作は、ほぼトム・ハーディの演技のみで構成され、セリフの割合も体感で92%くらいトム・ハーディが喋っています。劇中では彼の演技力が存分に発揮されており、今まで見たトム・ハーディでも、1位2位を争う仕上がりでした。 中でも、一人二役で演じるユニークなシーンは、圧巻です。

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そんな本作は、随所にレフン特有の美的センスを垣間見る事ができます。レフンと言えば、やはり音楽でしょうか。劇中ではクラシック&エレクトロという扱いの難しい組み合わせで、BGMとして使用されています。中でも、2曲のエレクトロが絶妙なので、ぜひ聴いてみてください。

Your Silent Face - New Order

ブロンソンが、26年ぶりに出所する時に流れた音楽で、イギリスで有名なテクノロックバンド「ニュー・オーダー」の曲です。今までニュー・オーダーは聴いた事がありませんでしたが、個人的に今年最初のお気に入りソング。

Digital Versicolor - Glass Candy

ナイトクラブのシーンで流れた曲です。Driveの挿入歌でも、抜群にフィットするような上質なエレクトロですね。


全体を通して、トム・ハーディの演技力に圧倒され、喜劇の雰囲気を漂わせたブラックコメディに仕上がっています。他にも、ウェス・アンダーソンを彷彿とさせるようなシンメトリー調のユニークなカメラワーク、キューブリック監督の「時計じかけのオレンジ」に似たストーリー構成に、魅了される事間違い無しです。