都会的でレトロな雰囲気を漂わす次世代のフォント: Finder

今回紹介するフォントは「Finder」です。Finderは、フランスを拠点にするタイプ・ファウンドリーBlack [Foundry]が、2020年1月にリリースしたフォント・ファミリーです。対応する言語は、英語の他にアラビア語・ラテン語から、アジア圏の日本語・中国語・タイ語など9つの言語に対応しており、以前取り上げた注目のフォント・ファミリーIBM Plexに匹敵するグローバルなフォントです。

Black[Foundry]

制作背景+特徴

AIGAのインタビューで、Finderのデザイナーの一人であるHornusは、こう答えています。

Finderは、世界中の市場をターゲットとする国際企業にとって理想的なフォント・ファミリーです。様々な言語に対応するようなグローバルなシーンで使用されることを想定して制作しています。

Hornusの言うように、Finderはグローバルで幅広い企業やシーンで使いやすい優れたフォント・ファミリーです。Appleが現在使用しているコーポレートフォント「San Francisco」に触発されたと言うFinderは、9つの言語に対応しているのに加え、鉄道や空港などのサイン標識などに使用しても、綺麗にフィットするよう設計されており、小さいサイズで読まれる事を意図して制作した為、どんなデバイスで見てもストレスレスな読み取りが可能です。

Black[Foundry]

文字の太さも適切にバランスがとれており、随所に丸みのあるストロークは「Graphik」や、Uberのコーポレートフォント「Uber Move Text」などを彷彿とさせるようなモダンなフォントです。技術の進歩が急速に進んでいる忙しい現代において、とてもフィットするフォント・ファミリーではないでしょうか。

Black[Foundry]

中でも英語圏と比べ、中国語・日本語・韓国語など膨大なフォントデータが必要となるアジア圏の書体は、ファイルサイズが何倍にも膨れ上がる為、Webなどのデジタル端末で使用するのは常にネックでした。Webデザイナーである私も、Webサイトで日本語のフォントを扱う際は、ファイル形式を変更したりサブセット化をしたりと、いちいち手間が掛かってしまい悩みのタネの一つでもありました。しかしFinderは、その点が考慮されており、中国語を例にすれば従来のフォントデータのサイズに比べ、約5MB程軽くなっています。日本語や韓国語も同じくファイルサイズが軽減されている為、サイズを気にする事なくデジタル端末で使用する事ができるでしょう。さらに、バリアブルフォントも用意されているので、使い所が満載ですね。

都会的でレトロなストローク

一方日本語も用意されていると言う事で、日本でも注目度の高いフォント・ファミリーです。全体的にはグローバルな部分も垣間見えますが、レトロな雰囲気が随所に感じられるストロークとなっています。PRのように、UIをダークベースで設計しながらFinderを使用すると、よりレトロさが出てクールな雰囲気になります。

Black[Foundry]

Black[Foundry]

今回はFinderを紹介しましたが、東京や香港などアジア圏の都市を彷彿とさせるネオンなイメージを押し出してPRされている為、とても東京に馴染むアーバンなフォント・ファミリーだと感じました。無料トライアルも用意されているので、これを機に試しに使ってみてはいかがでしょうか?

FinderのWebサイトへ